無題 / 2010年10月15日
テニスを愛する皆様、ご機嫌いかがですか?勝村政信です。
なんだか、暖かい日が続いております。運動会、体育祭の時期です。思い返せば、子供の頃、小太りだったあちきは、運動会があまり好きではありませんでした。足が遅かったからです。中途半端な順位しか記憶にありません。
良くて3位。だいたい4位か5位。8人くらいで走ってよ。昔は子供いっぱいいたから、100人中、65位くらい。
昔、松本ちえ子ちゃんってアイドルが、「65点の人が好き。好き。好き。」って歌ってたの。ちょっと安心したんだけど、よくよく歌詞を聞いたら、「知っているのに、わざと間違える、65点の人が好き。好き。好き。」だった。
ざっけんなあぁ!人生なめんな!こんにゃろぉ!まぁ、今思い出して興奮してもしかたないんだけど、くうんにゃろおぉ!またこんなこと書いてたら長くて長くてだらしない文章になってしまうけんね。って、だらしない文章しかかけんからね。
ぬあんどぁとう!もういいね。かきたかったのは、運動会ね。
子供が何かに向かっていく姿って、それだけで感動してしまうのね。こどもは宝だよ。最近、残念なニュースが多いけど、こどもは宝だよ。
そして、大人よ。ちみたちも宝だったんだよ。そして、宝でなくなってしまった訳ではないんだよ。今でも、生きてるだけで、とびっきりの宝なんだよ。ちょっと温かいタオルで顔をふいてみし。輝いた顔が、宝が出てるんだぞ。自分で曇らせてるだけなんだよ。
なーんつってな。宿坊で色々なお坊さんと会ってから、ただでさえ広いあちきの心が、さらに広がってしまっているんで、ちょっとおすそわけ。
あの宿坊の番組を見て下さった方は気づいてくれたと思うけど、初回の顔と、最終回の顔が違ったでしょ?あの番組、いや、お導きのおかげ様で、あちきは、一回りも、二回りくらい人間が小さくなったのよ。
はっはっは。それじゃだめじゃん。運動会なんて関係なかったんじゃん。思いつきが実を結ばなかっただけだろ!くんの、ばかたれ!なんて書いているときりがないので、65位のあちきは筆を置きます。
あ、今日、銀座の一穂堂サロンで、「緒形拳からの手紙」出版記念の展示会観てきた。亡くなって2年もたつんだね。この本を読むと、緒方さんがなんであんなにでっかい人だったのかっていう、「理由」みたいなしっぽが少しだけわかるよ。
でわ、続き。
お待たせしました。さぁ、いきなりの宣言です。最終回は次回になります。(結局一年がかりかよ)なにせ、メインはアフリカのマリです。もうどうでもいいと思っていらっしゃる読者もたくさんいると思いますが、僕もどうでもいいような気になっています。(こら!)
『お前のくだらない話しのせいで、楽しみにしている「年寄りのひとり言」が休みになるじゃないか!』とお怒りの方もたくさんいらっしゃるでしょう。もう少しの辛抱です。それまでは元気で生きていて下さいね。(こらこら!)
では、行きますか!続き。早朝、レンタカーのかわいらしいプジョウで、後輩がホテルに迎えにきてくた。前日、楽しくて楽しくて大勢のパリ在住の日本人でワインをガブガブ飲んた。
やっぱり海外は楽しい。見るもの、聞くもの、日本の内部にいると見えない事が、外部からだと明かりを点けたようにはっきり見えたりする。疲れてるし、時差ボケだし、飲み過ぎてるのに、頭も身体もはっきりすっきりしている。脳からアドレナリンが出まくっているのだろう。
そんな訳で中年男子二人の不思議な旅が始まった。
「まずはロワール。シャンボール城に行きます」
「はい?」
「知らなくていいです。吃驚して下さい」
「はい」
二人を乗せたプジョーが、激しいうなり声をあげ、とりあえず南に向かった。すんごい距離を走った。迷ったり笑ったり走った。休んだり笑ったり走った。ずいぶんな時間を使ってシャンボール城に到着。
いきなり吃驚した。ここは、フランソワ1世が狩猟のために建てて、気の遠くなるような時間をかけて、何人もの王様がバトンタッチしながら完成させたようだ。もう、スケールの大きさ、内装の豪華さ。中でもダヴィンチ設計の「二重らせん階段」凄過ぎる。
二人で笑いながら、離れたり出会ったり、感動しながら、広すぎて迷子になったりしながら、楽しくて浮かれまくった。半分回るだけでもかなり時間がかかる。
急いで出発して、アンボワーズ城を見て吃驚。ブロワ城を見て吃驚。見終わったあたりで暗くなってきた。シェール川に浮かぶように立つという、シュノンソー城に着いた時には辺りは真っ暗だった。真っ暗すぎて吃驚。
本当に何も見えない。帰ろうとしていたチケット売り場のおじさんに、「日本から来ました。何とか入れませんか?」と聞いた。「残念だったね。明日おいで」と笑顔で帰ってしまった。
すぐそこにある大きな門が閉まっていて、そのずーっとずーっと奥の方に、お城があるようだが、ライトアップもしていないので何も見えない。ここまで来て名残惜しかったがどーしようもない。諦めて次を考えなければならない。
なにせ、何の計画もない。近くで泊まる場所を探すか、明日のことを考えて、出来る限り走って距離を稼いでおくか。ハムレットのように悩んだ。だが、どうせ運転するのは後輩だし、隣で寝てるうちに着くんだから、起きた時に楽なように、距離を稼ぐことにした。(よかった。先輩で)
「着きましたよ」後輩のちょっと怒ったような声で目が覚めた。
そりゃ怒るだろう。三時間以上寝ていたんだから。
「何処?ここ?」
「レンヌです」
「何処?」
「稲本のいるチームがあるとこですよ」
「おー!レンヌ!雨降ってんじゃん」
「えぇ、あんたがグーグー寝てるあいだに降ってきたんですよ」
「あんた?」
「いえ」
「大変だったな」
「えぇ、僕も二回程寝ちゃって、危なかったっすよ。
駅前にレストランが一件だけ開いてましたから、そこ行きましょ」
「は、はい」
シーフードのおいしい店だった。うかれてぱくぱく食べている間、後輩はインターネットでホテルを探している。
「そんなん、後でいいじゃねーか。おいしいから食べろよ」
「車で寝たいならいいっすよ。今日は寒いから死んでも知りませんよ」
「うぅ。なんか、ギスギスしてない?」
「別に」
「お前さぁ、日本にいる奥さんに内緒で有給取って俺と旅行してんだよなぁ?」
「うぅ」
「ば・ら・す・ぞ。」
「う、うぅ。すみませんでした」
「わかりゃーいーのよ。わかりゃー。偉いのは誰かを忘れないようにな」
「うぅ」
酷い先輩である。レンヌで一泊して、サンマロに出発した。とにかくこれにも驚いた。島が要塞で街で。いや、要塞が街で島に。なんだかわからないけど、すんごい。
季節的に観光客もほとんどいなくて、自分達の要塞だった。世界は広い。夜は、オンフルールという、小さな港町に泊まった。素敵な街だった。
夜は地元の人に紹介されたレストランに入った。驚いたことに帝国ホテルにいたシェフが作る、和と仏を折衷した創作料理の店だった。大満足。
朝は港の横のカフェで焼きたてのクロワッサンとカフェオレで大満足。なんか、もう死んでもいいくらい幸せな気持ちだった。それから、有名なモンサンミッシェルに行った。死んでもいいなんて軽はずみに考えてはいけないと考え直した。歴史を肌で感じた。濃密なドタバタドライブ旅行だった。後輩に心から感謝。そして、まだアフリカに着かない。どーすんだ?しかたない。最終回までさらばじゃ。
そんな訳で、今週もがんばって生きていきまっしょい!
なんだか、暖かい日が続いております。運動会、体育祭の時期です。思い返せば、子供の頃、小太りだったあちきは、運動会があまり好きではありませんでした。足が遅かったからです。中途半端な順位しか記憶にありません。
良くて3位。だいたい4位か5位。8人くらいで走ってよ。昔は子供いっぱいいたから、100人中、65位くらい。
昔、松本ちえ子ちゃんってアイドルが、「65点の人が好き。好き。好き。」って歌ってたの。ちょっと安心したんだけど、よくよく歌詞を聞いたら、「知っているのに、わざと間違える、65点の人が好き。好き。好き。」だった。
ざっけんなあぁ!人生なめんな!こんにゃろぉ!まぁ、今思い出して興奮してもしかたないんだけど、くうんにゃろおぉ!またこんなこと書いてたら長くて長くてだらしない文章になってしまうけんね。って、だらしない文章しかかけんからね。
ぬあんどぁとう!もういいね。かきたかったのは、運動会ね。
子供が何かに向かっていく姿って、それだけで感動してしまうのね。こどもは宝だよ。最近、残念なニュースが多いけど、こどもは宝だよ。
そして、大人よ。ちみたちも宝だったんだよ。そして、宝でなくなってしまった訳ではないんだよ。今でも、生きてるだけで、とびっきりの宝なんだよ。ちょっと温かいタオルで顔をふいてみし。輝いた顔が、宝が出てるんだぞ。自分で曇らせてるだけなんだよ。
なーんつってな。宿坊で色々なお坊さんと会ってから、ただでさえ広いあちきの心が、さらに広がってしまっているんで、ちょっとおすそわけ。
あの宿坊の番組を見て下さった方は気づいてくれたと思うけど、初回の顔と、最終回の顔が違ったでしょ?あの番組、いや、お導きのおかげ様で、あちきは、一回りも、二回りくらい人間が小さくなったのよ。
はっはっは。それじゃだめじゃん。運動会なんて関係なかったんじゃん。思いつきが実を結ばなかっただけだろ!くんの、ばかたれ!なんて書いているときりがないので、65位のあちきは筆を置きます。
あ、今日、銀座の一穂堂サロンで、「緒形拳からの手紙」出版記念の展示会観てきた。亡くなって2年もたつんだね。この本を読むと、緒方さんがなんであんなにでっかい人だったのかっていう、「理由」みたいなしっぽが少しだけわかるよ。
でわ、続き。
お待たせしました。さぁ、いきなりの宣言です。最終回は次回になります。(結局一年がかりかよ)なにせ、メインはアフリカのマリです。もうどうでもいいと思っていらっしゃる読者もたくさんいると思いますが、僕もどうでもいいような気になっています。(こら!)
『お前のくだらない話しのせいで、楽しみにしている「年寄りのひとり言」が休みになるじゃないか!』とお怒りの方もたくさんいらっしゃるでしょう。もう少しの辛抱です。それまでは元気で生きていて下さいね。(こらこら!)
では、行きますか!続き。早朝、レンタカーのかわいらしいプジョウで、後輩がホテルに迎えにきてくた。前日、楽しくて楽しくて大勢のパリ在住の日本人でワインをガブガブ飲んた。
やっぱり海外は楽しい。見るもの、聞くもの、日本の内部にいると見えない事が、外部からだと明かりを点けたようにはっきり見えたりする。疲れてるし、時差ボケだし、飲み過ぎてるのに、頭も身体もはっきりすっきりしている。脳からアドレナリンが出まくっているのだろう。
そんな訳で中年男子二人の不思議な旅が始まった。
「まずはロワール。シャンボール城に行きます」
「はい?」
「知らなくていいです。吃驚して下さい」
「はい」
二人を乗せたプジョーが、激しいうなり声をあげ、とりあえず南に向かった。すんごい距離を走った。迷ったり笑ったり走った。休んだり笑ったり走った。ずいぶんな時間を使ってシャンボール城に到着。
いきなり吃驚した。ここは、フランソワ1世が狩猟のために建てて、気の遠くなるような時間をかけて、何人もの王様がバトンタッチしながら完成させたようだ。もう、スケールの大きさ、内装の豪華さ。中でもダヴィンチ設計の「二重らせん階段」凄過ぎる。
二人で笑いながら、離れたり出会ったり、感動しながら、広すぎて迷子になったりしながら、楽しくて浮かれまくった。半分回るだけでもかなり時間がかかる。
急いで出発して、アンボワーズ城を見て吃驚。ブロワ城を見て吃驚。見終わったあたりで暗くなってきた。シェール川に浮かぶように立つという、シュノンソー城に着いた時には辺りは真っ暗だった。真っ暗すぎて吃驚。
本当に何も見えない。帰ろうとしていたチケット売り場のおじさんに、「日本から来ました。何とか入れませんか?」と聞いた。「残念だったね。明日おいで」と笑顔で帰ってしまった。
すぐそこにある大きな門が閉まっていて、そのずーっとずーっと奥の方に、お城があるようだが、ライトアップもしていないので何も見えない。ここまで来て名残惜しかったがどーしようもない。諦めて次を考えなければならない。
なにせ、何の計画もない。近くで泊まる場所を探すか、明日のことを考えて、出来る限り走って距離を稼いでおくか。ハムレットのように悩んだ。だが、どうせ運転するのは後輩だし、隣で寝てるうちに着くんだから、起きた時に楽なように、距離を稼ぐことにした。(よかった。先輩で)
「着きましたよ」後輩のちょっと怒ったような声で目が覚めた。
そりゃ怒るだろう。三時間以上寝ていたんだから。
「何処?ここ?」
「レンヌです」
「何処?」
「稲本のいるチームがあるとこですよ」
「おー!レンヌ!雨降ってんじゃん」
「えぇ、あんたがグーグー寝てるあいだに降ってきたんですよ」
「あんた?」
「いえ」
「大変だったな」
「えぇ、僕も二回程寝ちゃって、危なかったっすよ。
駅前にレストランが一件だけ開いてましたから、そこ行きましょ」
「は、はい」
シーフードのおいしい店だった。うかれてぱくぱく食べている間、後輩はインターネットでホテルを探している。
「そんなん、後でいいじゃねーか。おいしいから食べろよ」
「車で寝たいならいいっすよ。今日は寒いから死んでも知りませんよ」
「うぅ。なんか、ギスギスしてない?」
「別に」
「お前さぁ、日本にいる奥さんに内緒で有給取って俺と旅行してんだよなぁ?」
「うぅ」
「ば・ら・す・ぞ。」
「う、うぅ。すみませんでした」
「わかりゃーいーのよ。わかりゃー。偉いのは誰かを忘れないようにな」
「うぅ」
酷い先輩である。レンヌで一泊して、サンマロに出発した。とにかくこれにも驚いた。島が要塞で街で。いや、要塞が街で島に。なんだかわからないけど、すんごい。
季節的に観光客もほとんどいなくて、自分達の要塞だった。世界は広い。夜は、オンフルールという、小さな港町に泊まった。素敵な街だった。
夜は地元の人に紹介されたレストランに入った。驚いたことに帝国ホテルにいたシェフが作る、和と仏を折衷した創作料理の店だった。大満足。
朝は港の横のカフェで焼きたてのクロワッサンとカフェオレで大満足。なんか、もう死んでもいいくらい幸せな気持ちだった。それから、有名なモンサンミッシェルに行った。死んでもいいなんて軽はずみに考えてはいけないと考え直した。歴史を肌で感じた。濃密なドタバタドライブ旅行だった。後輩に心から感謝。そして、まだアフリカに着かない。どーすんだ?しかたない。最終回までさらばじゃ。
そんな訳で、今週もがんばって生きていきまっしょい!