無題 / 2010年10月07日
テニスを愛する皆様、ご機嫌いかがですか?勝村政信です。
奥野の歌を聴いてくださってありがとう。
お礼と言ってはなんですが、僕のおじさんが、いや、僕もおじさんですが、いや、僕のおぢちゃんが、いや、僕もおぢちゃんですが、、、
すみませんね、相変わらずで。ですから、おぢちゃんのおじさんが、ライフ通信という季刊誌の小冊子の編集をしていまして、そこに僕もたまに文章を書かせていただいています。それをここで披露させていただいちゃおうかなと。
おじさんの了解もいただいたし。文字数が決まっているので、一応気を使った内容になっています。(くだらないことが書けなかった言い訳か?)
去年アフリカのマリ共和国に行った時のことを書いたのでちょっと読んじゃって下さいまし。
後、11月14日にちょっとおもろいイベントやりますので、それはいろいろ決まったらお知らせしますので、味の素スタジアムにいらしてください。(いきなりヒントかよ)
でわ、お礼。
ライフ通信をご覧のみなさま、ごきげんいかがですか?
勝村政信です。ご無沙汰をしておりました。
久しぶりにみなさまの前に帰ってまいりました。以前この場所で、「海外で仕事をするのが好きだ」と書きました。
覚えていらっしゃいますか?そうですか。それはよかった。え?覚えていない?それは困った。
忘れている方は罰として(それほどのことでもありませんが)バックナンバーを読み返していただきたい。もちろん、続きではありませんので、読み返さなくてもいいです。(なんだそれ?)
そして去年の秋、生きているうちに一度でいいから行ってみたい場所の一つ、「アフリカ」に行ってまいりました。
アフリカの正直な印象は、アフリカという国はでっかくて、360度が地平線で、でっかいバオバブの木があり、野生の野良ライオン、野良キリン、野良シマウマなどがあちらこちらにいて、首に金の輪っかを縦にいっぱいつけた首長族の美人がいて、ペニスケースをつけたおもろいおっちゃんがいて、打楽器を叩いて、リズムが凄くて、猿の脳みそや芋虫食べて、原色のきれいなメイクの戦士がいて、崇高で気高いマサイ族がいて、、、等等。
もちろんこれは、海外の日本を何となくしか知らない人が、日本は中国という国の中の県みたいな場所で、男は羽織に袴で二本差しの侍、もしくは忍者、もしくは三船敏郎さん。
女性は十二単着て歌留多やってて、もしくはかんざしいっぱい刺した花魁が、ヘビーメタルのお兄さんが履いてる厚底ブーツくらいの厚底のぽっくりで歩いてるみたいな感じ(長いな)、もしくは将軍の島田陽子さん。(古いな)
で、寿司と天ぷら食べてふじやまと歌舞伎。でしょ?(そうかな?)そんないい加減で適当な情報のみ。なので、一応下調べして、準備しました。行く場所は、「レピュリック・ドゥ・マリ」英語だと「パブリック・オブ・マリ」日本語だと「マリ共和国」漢字だと「馬利」。
身体の準備としては、11本予防注射をして行きました。
11本、、、、、考えられないでしょ?黄熱病。A型肝炎二本。B型肝炎二本。狂犬病。髄膜炎。腸チフス。破傷風。等々。
その他にも、マラリアの錠剤を出発の一週間前から飲み始め、帰国後も一週間以上飲んだ。潜伏期間があるからだ。
国によって、義務つけられているものもあれば(イエローカードを発行してもらう)、あくまで個人的な予防で打つ場合もある。
で、マリはフランス領なのでシャルル・ド・ゴール空港でトランジット(乗り継ぎね)。マリ共和国の首都、バマコに向かうことになった。
そして事務所のマネージャーと打ち合わせしたところ、二年連続で夏休みもなかった勝村に、事務所の澤田マネは、「折角パリに寄るんですから、三日間休みをもらいましたから、パリで休んできて下さい」と。
「やったー!やったー!休みだぁー!パリで休みだー!」と喜ぶ勝村。
少し考えた。「ちょっと待って。ねぃねぃ、今回は俺一人で行くんでしょ?制作費の都合上(一人往復で120万くらいするらしい。予防接種だけでも10万ちかい)俺一人、冬のパリでどーすんのよ?どーやって休むの?」
澤田「サッカーでも見てればいいんじゃないですか?好きなんだから。」
勝村「うん。そ、そっか。サッカーね。やってるかな?」
澤田「そんなの自分で調べればいいじゃないですか。せっかくの休みなんだから」
勝村「そ、そーだよね。でも、無理に休みじゃなくてもいいよ。日本で休んだ方がいいかもね。疲れないし。怖くないし。スタッフと一緒にマリに行ったほうが安全だし、心配かけなくていいかもね。」
澤田「何言ってんですか。休みとったんだから行ってきて下さいね。よかったですね。パリでの休日。贅沢ぅ。スタッフとは、マリのバマコの空港で合流してくださいね。」
こうして、豪華な一人旅のような、仕事のような、まったくよくわからない旅がスタートさせられることになった。
しかし、このリスキーで強引な企画?がとんでもない極上の?旅になるとは、この時、誰も知る由もなかった。実は僕には、一緒にサッカーをやっていた後輩がパリで仕事をしている。在仏8年。勝村は最高のカードを持っていたのだ。
久しぶりに連絡をとった。「今度パリで休んでいいみたいだから、一緒にサッカーでも観に行こうぜ」
後輩「なんすか?それ?」
勝村「なんでもいいから、サッカーの試合のスケジュール調べてチケット取れ!」有無を言わせない。
後輩「わ、わかりました、、、」
持つべき者は役に立つ後輩である。しばらくして、後輩から連絡が入った。
後輩「勝村さん、ちょうどその週は、ワールドカップの予選でクラブチームの試合はありません。フランス代表もアイルランドで試合みたいなので、パリでは何処もサッカーやってませんね。」
数秒気を失った。
「ど、どこも?」
「はい」
「docomo?電話の?」
「違います。なにいってんすか?」
「なんでもない。やってないの?サッカー?じゃぁさぁ、なんのために寒いパリで休むの?」
「知りません。とにかくパリではサッカー観れません。」
完璧に気を失った。
パリへのチケットは取ってしまっている。パリに行くしかない。でもホテルも取っていない。サッカーも観れない。
フランス語わからない。目的のない真冬のパリの一人旅。後輩は仕事してるから夜しか会えない。一人旅というより、島流しに近い。最悪の状況に追い込まれた。
後戻りできない。電話を切った後、少し泣いた。途方に暮れた。何も考えられない。心臓の鼓動が早くなってきた。
どーする?俺?どーなる?勝村!アフリカのことを書こうと思ったが、調子に乗って書き過ぎてしまい、まだ飛行機にも乗っていない。残念ながら紙面上の都合で、そろそろまとめなければならないのだが、まとめられる量ではない。このまま書き続けていたら「らいふ通信」のスペースを占領してしまう。関係者の皆様や、読者の皆様にご迷惑をかけてしまう。なので申し訳ありませんが、本題に入る前に続きにさせていただきます。(ばかたれ!)次回は、飛行機に乗りますよ。(早く乗れ!)
そんな訳で、今週もがんばって生きていきまっしょい!
奥野の歌を聴いてくださってありがとう。
お礼と言ってはなんですが、僕のおじさんが、いや、僕もおじさんですが、いや、僕のおぢちゃんが、いや、僕もおぢちゃんですが、、、
すみませんね、相変わらずで。ですから、おぢちゃんのおじさんが、ライフ通信という季刊誌の小冊子の編集をしていまして、そこに僕もたまに文章を書かせていただいています。それをここで披露させていただいちゃおうかなと。
おじさんの了解もいただいたし。文字数が決まっているので、一応気を使った内容になっています。(くだらないことが書けなかった言い訳か?)
去年アフリカのマリ共和国に行った時のことを書いたのでちょっと読んじゃって下さいまし。
後、11月14日にちょっとおもろいイベントやりますので、それはいろいろ決まったらお知らせしますので、味の素スタジアムにいらしてください。(いきなりヒントかよ)
でわ、お礼。
ライフ通信をご覧のみなさま、ごきげんいかがですか?
勝村政信です。ご無沙汰をしておりました。
久しぶりにみなさまの前に帰ってまいりました。以前この場所で、「海外で仕事をするのが好きだ」と書きました。
覚えていらっしゃいますか?そうですか。それはよかった。え?覚えていない?それは困った。
忘れている方は罰として(それほどのことでもありませんが)バックナンバーを読み返していただきたい。もちろん、続きではありませんので、読み返さなくてもいいです。(なんだそれ?)
そして去年の秋、生きているうちに一度でいいから行ってみたい場所の一つ、「アフリカ」に行ってまいりました。
アフリカの正直な印象は、アフリカという国はでっかくて、360度が地平線で、でっかいバオバブの木があり、野生の野良ライオン、野良キリン、野良シマウマなどがあちらこちらにいて、首に金の輪っかを縦にいっぱいつけた首長族の美人がいて、ペニスケースをつけたおもろいおっちゃんがいて、打楽器を叩いて、リズムが凄くて、猿の脳みそや芋虫食べて、原色のきれいなメイクの戦士がいて、崇高で気高いマサイ族がいて、、、等等。
もちろんこれは、海外の日本を何となくしか知らない人が、日本は中国という国の中の県みたいな場所で、男は羽織に袴で二本差しの侍、もしくは忍者、もしくは三船敏郎さん。
女性は十二単着て歌留多やってて、もしくはかんざしいっぱい刺した花魁が、ヘビーメタルのお兄さんが履いてる厚底ブーツくらいの厚底のぽっくりで歩いてるみたいな感じ(長いな)、もしくは将軍の島田陽子さん。(古いな)
で、寿司と天ぷら食べてふじやまと歌舞伎。でしょ?(そうかな?)そんないい加減で適当な情報のみ。なので、一応下調べして、準備しました。行く場所は、「レピュリック・ドゥ・マリ」英語だと「パブリック・オブ・マリ」日本語だと「マリ共和国」漢字だと「馬利」。
身体の準備としては、11本予防注射をして行きました。
11本、、、、、考えられないでしょ?黄熱病。A型肝炎二本。B型肝炎二本。狂犬病。髄膜炎。腸チフス。破傷風。等々。
その他にも、マラリアの錠剤を出発の一週間前から飲み始め、帰国後も一週間以上飲んだ。潜伏期間があるからだ。
国によって、義務つけられているものもあれば(イエローカードを発行してもらう)、あくまで個人的な予防で打つ場合もある。
で、マリはフランス領なのでシャルル・ド・ゴール空港でトランジット(乗り継ぎね)。マリ共和国の首都、バマコに向かうことになった。
そして事務所のマネージャーと打ち合わせしたところ、二年連続で夏休みもなかった勝村に、事務所の澤田マネは、「折角パリに寄るんですから、三日間休みをもらいましたから、パリで休んできて下さい」と。
「やったー!やったー!休みだぁー!パリで休みだー!」と喜ぶ勝村。
少し考えた。「ちょっと待って。ねぃねぃ、今回は俺一人で行くんでしょ?制作費の都合上(一人往復で120万くらいするらしい。予防接種だけでも10万ちかい)俺一人、冬のパリでどーすんのよ?どーやって休むの?」
澤田「サッカーでも見てればいいんじゃないですか?好きなんだから。」
勝村「うん。そ、そっか。サッカーね。やってるかな?」
澤田「そんなの自分で調べればいいじゃないですか。せっかくの休みなんだから」
勝村「そ、そーだよね。でも、無理に休みじゃなくてもいいよ。日本で休んだ方がいいかもね。疲れないし。怖くないし。スタッフと一緒にマリに行ったほうが安全だし、心配かけなくていいかもね。」
澤田「何言ってんですか。休みとったんだから行ってきて下さいね。よかったですね。パリでの休日。贅沢ぅ。スタッフとは、マリのバマコの空港で合流してくださいね。」
こうして、豪華な一人旅のような、仕事のような、まったくよくわからない旅がスタートさせられることになった。
しかし、このリスキーで強引な企画?がとんでもない極上の?旅になるとは、この時、誰も知る由もなかった。実は僕には、一緒にサッカーをやっていた後輩がパリで仕事をしている。在仏8年。勝村は最高のカードを持っていたのだ。
久しぶりに連絡をとった。「今度パリで休んでいいみたいだから、一緒にサッカーでも観に行こうぜ」
後輩「なんすか?それ?」
勝村「なんでもいいから、サッカーの試合のスケジュール調べてチケット取れ!」有無を言わせない。
後輩「わ、わかりました、、、」
持つべき者は役に立つ後輩である。しばらくして、後輩から連絡が入った。
後輩「勝村さん、ちょうどその週は、ワールドカップの予選でクラブチームの試合はありません。フランス代表もアイルランドで試合みたいなので、パリでは何処もサッカーやってませんね。」
数秒気を失った。
「ど、どこも?」
「はい」
「docomo?電話の?」
「違います。なにいってんすか?」
「なんでもない。やってないの?サッカー?じゃぁさぁ、なんのために寒いパリで休むの?」
「知りません。とにかくパリではサッカー観れません。」
完璧に気を失った。
パリへのチケットは取ってしまっている。パリに行くしかない。でもホテルも取っていない。サッカーも観れない。
フランス語わからない。目的のない真冬のパリの一人旅。後輩は仕事してるから夜しか会えない。一人旅というより、島流しに近い。最悪の状況に追い込まれた。
後戻りできない。電話を切った後、少し泣いた。途方に暮れた。何も考えられない。心臓の鼓動が早くなってきた。
どーする?俺?どーなる?勝村!アフリカのことを書こうと思ったが、調子に乗って書き過ぎてしまい、まだ飛行機にも乗っていない。残念ながら紙面上の都合で、そろそろまとめなければならないのだが、まとめられる量ではない。このまま書き続けていたら「らいふ通信」のスペースを占領してしまう。関係者の皆様や、読者の皆様にご迷惑をかけてしまう。なので申し訳ありませんが、本題に入る前に続きにさせていただきます。(ばかたれ!)次回は、飛行機に乗りますよ。(早く乗れ!)
そんな訳で、今週もがんばって生きていきまっしょい!