エアコン / 2008年03月12日
テニスを愛する皆様、ご機嫌いかがですか?勝村政信です。
何だか、日々いろいろな事がおこります。
気温も少しづつ上がってまいりまして、花粉がたくさん飛んでいて、まいってしまっていまして、、、、
だんだん「春」を季節の中で嫌う人々が増えてきてるんじゃないかと心配しております。
本来であれば、冬の寒さに耐え忍び、ようやく生命が、細胞が、本来の調子を取り戻す、喜びに満ちあふれた季節のはずなのに、、、、
白黒テレビのような配色の季節から、一気にカラーテレビのような鮮やかな季節に変わっていく、人類が(でかいな話が)待ち望んだ、待望の(同じだよ)季節の到来だとゆーのに!
最近では、花粉症も人間の仕業だということがわかってきてしまい、花粉症野郎どもが、本気で集団訴訟を起こせば、国に勝ててしまい、損害賠償をしてくれるという話にまでなっています。
しかし、花粉症産業も兆の桁まで達している昨今、いかがおすごしですか?(話が面倒くさくなって来たからやめる)
なんだかんだ言っても、先週もう一回書くって書いといて、書かなかったのを誤摩化そうと無理に話題を遠ざけているとしか思えない!(自分でゆうな)
そんなことはどーでもいいんです!(お前が言ってるんだよ)
エアコンが壊れたままなんです!
なんだかんだ、すでに2月の後半からだから(長いな)2週間以上過ぎているのだ!
ざまみろ!
寒いんだよ!このやろ!
たまらないんだよ!夜が!
我が家のリビングはたいした広さじゃありませんが、二基(いいのかな?単位?)の天井はめ込み型のエアコンがついています。別に一基でもかまわなかったんですが、プランナーの言う通りにしたまでのことです。
10年も前の事です。
10年の間に随分、本当にアッとゆーまに、建築事情が変わってきました。
一番の理由が、やはりテレビのせいでしょう。
「ビフオーアンドアフター」が原因だと思われます。
だって、素晴らしい番組でしょ。
デザイナーによって、家だってこんなに素敵になるんだ!と日本国民(でかいな、今日は)がすべて驚いたことでしょう。
番組の構成作家のトップを見れば、伊藤正宏と書いてある。
そう、伊藤ちゃんとは、あちきが第三舞台にいた時の先輩である。
いまや、大先生である。
すごいもんである。
ドラマの脚本でも、戸田山雅司、中谷まゆみ、などと目にしている方も多いんじゃないかと思うが、皆、第三舞台の仲間である。
余談だが、、、、、
で、家にもどりましょう。
いらないのよ!二基も!
そんなに広くないんだから!
でも、なんとなく、二基あったほうが、「優雅」ってゆーの?
「さっきはこっちつけたから、今度は君の番だね。」
「ようし!今日はすずしいから、二人で力をあわせて、この部屋を温かくしておくれ!」なんて話しかけながら(おかしいだろ、人として)リモコンのスイッチを入れたもんでした。
しかし、寒い寒い2月の後半に、我が家のエア子とエア美の(名前じゃねーだろーな?ん?)調子が、、、、、、、
うんとも、すんとも言わないのよ。
最初は、リモコンのリモ子のバッテリーが切れているんだと思い、リモ美で試した。(おい、待てよ。リモ子?リモ美?ちょっとおもしろかったからって、うそはやめろ)
こっちも、うんともすんとも言わないのよ。
あれ?なんだよ!二つともだめじゃん!
ったく!役立たねーなぁー!
なんの為に二基もあんだよ!
一基だめなら、もう一基だろ!
そのためのダブルエアコンじゃねーのかよ!
ったく!度し難いよ!
近所の電気屋さんに電話した。
「あのぁ、もしかして、すぐに直るかもしれません。もしかして、すぐに直らないかもしれません。どちらの場合でも、出張料の3千円はいただくことになっていますが、いかがでしょうか?」
「いかがもなにもねーだろ!はよこい!ちゅーの!」と叫びかかったが、
「わかりました。お願いします」と答えた。
仕方ないから、まず、リビングの掃除から始める(これがめんどくさいんだよ!)
やっとけ!リビングの掃除くらい毎日!
電気屋さん登場!
最初に何をするのかと思ったが、電気を切って入れるという、明快で単純な作業だった。
「これで、直る場合も結構あるんですよ」
なんだか恥ずかしかった。
こん時だけ、直んなくてよかったなと思った。
「多分、原因は室外機だと思います。部品を取り寄せて、すぐに交換いたしますので、一度会社に戻って連絡させていただきます。修理費用は、まぁたぶん、10万円くらいではないかと」
めまいがした、、、、
「わ、わかりました、、、」
涙ぐみながら、小さな声で答えた、、、、、
「では、出張料金3千円いただきます」
死者にむち打つとはこの事である。
「おちゅかれちゃめでちぱ、、、、ありがとちゃめでぴか、、、」
むち打たれ過ぎて、呂律もままならない。
電気屋さんが帰った後、叫んだ!
「くんのぉ!ばかたれども!なにやってんだよ!二基もあるくせに!二基もあるから10万もとられんだぞ!おまいたちが払え!10万だから折半しろ!一基、5万だ!5万づつ払え!」と二基のエアコンに向かって理不尽に叫ぶ大人げないおじちゃんであった。
さんざんお世話になったくせに、、、、
電気屋さんに温かいお茶を出そうと準備していたが、10万の驚きから、お茶を出すのも忘れる弱気なサザ~エさん。
状態であった。
買ったほうが安いんじゃねーか?と何度も自問したが、ネックは天井はめ込み型である。
通常のエアコンとは違うのだ。
腹を括った。(しっかりしろ!)
夕方、電気屋さんから連絡があった。
「ちょっと、部品をメーカーで探してもらってるんですが、見つからないので、もうしばらく待っていただけますか?」
「え、えぇ~!」(マスオさん風でお願いします)(いらないよ)
どーすんだよ!まだまだ冬真っ盛りだぞ!暖房は?
こんな時、現代人は弱いのである。
が、しかし、あちきは現代人の前に、演劇人である。(つまんない)
元々、エアコンを信用していないという、(信用ってなんだよ)のが一つ。
人形は顔が命。演劇人は声が命。(調子に乗るなっちゅーの)
エアコンは空気を動かします。
室内には、知らず知らずホコリ、ダニなどの死骸、所謂、ホームダストがたまっています。
エアコンはそいつらを、舞い上がらせ、鼻の奥、喉の奥を痛めます。
もちろん。普段はそんな事な~んとも思っていないのですが、舞台中は人が変わります。
ただでさえ気が弱いのに、さらに弱くなっています。
そんなん吸ってしもたら、声がかれるやん!(何処の人?)
状態に陥っています。
だから、あちきの部屋には、エアコンの他に、オイルヒーターがデーンと立ちはだかっています。(なにによ?)
そして、あちきはエアコンの温かい空気が頼りないと思った時(あるでしょ?)のために、あちきの部屋だけに、ガスファンヒーターもボーンと打ちひしがれています。(わかんないよ)
これは、舞台の時に風呂上がりの身体が冷えて風邪でも引いてしまったら、声に影響してしまうという「恐怖心」の現れなのです。
もちろん、加湿器も除湿器も完備されています。
それよりも、なんなんだよ!おまいの部屋は?と思われるかも知れませんが、全く真逆の事をしてしまったりも平気でしています。
そう、僕らは、ある種「病気」なのです。
「不安」を楽しむ職業であるにもかかわらず、常に「不安」に押しつぶされそうになってしまっているのです。
その「不安」を少しでも和らげるために、人から見れば、「病的」な事を普通にやってしまっているのです。
そんな説明はどーでもいいんですが、おかげで、地下からガスファンヒーターがボンボン燃え盛り、重い重い、オイルヒーターを2階まで運び、我が家のリビングは無事あったまんねーんだよ!
弱くて!
ガスファンヒーターは偉大です。
地下から温かい空気が二階まで勢いよく流れてきます。
しかし、温かい空気は、上に溜まります。理科の授業で習いましたね。
そう、リビングの二階の上、天井近くは温かいの。
が、しかし、我が家のリビングの致命的欠陥が!
天井を高く、リビングの雰囲気をよくしようと、軽い吹き抜けのような、そう、吹き抜けの、「よ・う・な」造りになっているのよ。
その、中途半端な狭い吹き抜けに、がんばってるガスファンヒーターのがんばりが!あっつい空気が!
すべて飲み込まれてしまうのです。
天井だけが熱いのです。
肝心の、リビング下部が寒いのです。
そう、そこでがんばっているのが、オイルヒーターです。
オイルヒーターも素晴らしい。
じわじわ本当に身体を暖めてくれます。
地下で寝ている時など、真冬でも毛布だけでもだいじょび!なんて思ってしまうくらい、静かに、優しく、部屋を暖めてくれます。
が、問題は、中途半端な吹き抜けなのです!
力強いガスファンヒーターなのです!
力強いガスファンヒーターの作り出す、芸術的な暖流が、地下から勢いよくやってきます。
冷たい空気と混ざり合いながら、二階にやってきます。
ここが海なら最高の漁場になるでしょう!マグロなんかも大間にも負けないくらいのが、我が家で獲れるはずです。
問題はその流れです。
勢いよく流れてきた、暖流が、オイルヒーターの静かで、優しい、暖流を飲み込み、熱を奪い取り、ちっぽけな、吹き抜けらしき、我が家のブラックホールへと、運んでしまうのです。
すべての暖気が、ちっぽけな吹き抜けらしきものに集中してしまいます。
で、どーなるかというと、ちっぽけな、吹き抜けらしき場所は、リビングを「より」明るくするために、小さな窓がついております。
午後など、この小さな窓から夕日が差し込み、しあわせな気持ちにしてくれます。
夜は夜で、月が見えたり、小さいながら、かなりあちきに「貢献」してくれています。
その貢献君が、暖められ、育んでくれた、優しい暖かさと、地下から勢いよく運んでこられた暖流の力を合わせた「熱」を、唯一の我が家の「熱」を、宮大工の如く、見事に丁寧に「外」にはこんでくれています。
我が家の暖められた空気は、吹き抜けらしき場所の小さな素敵な窓君が、全て、冷ましてくださり、外に誘ってしまうのです。
寒い、、、、、、、、、
もう、2週間寒いっぱなし、、、、、、、
リビングには毛布が義務づけられています。
自然と食事も、ガスコンロを使った料理が増えています。
食べるよりも「暖」をとるためです。
床に穴を開けて糸をたらせば、ワカサギが釣れるんじゃないかと思うこともあります。
娘がソファーで寝むってしまいそうな時は、激しくピンタをしながら、「眠るな!寝ると死ぬぞ!」と声をかけてあげるのが、父親の仕事です。
数日前、久しぶりに電気屋さんから連絡がありました。
「あ、すみません。お宅のエアコンなんですが、10年前の機種でして、メーカーが既に生産を中止しておりまして、部品がないそうです。普通は、10年くらい前なら、部品くらいは残しておくものなんですが、ないんですって。めずらしいケースです。」
「もー、そんな事、どーでもいいんです。寒くて寒くて、なんとかしてもらえませんか?」
「あ、それでですね、メーカーに交渉しまして、責任問題になるって言ったんですよ。普通は10年くらいなら、ちゃんと部品の管理くらいしなければならないと」
「、、、、、で、、、、、、」
「新品のエアコンを、無料で、納品させることになりました。メーカーから直接連絡が入ることになりますので、よろしくお願いします」
「は、はぁ、さむがとうございます、、、」
数日後、メーカーから連絡があった。
「あ、エアコンの事で、連絡しました。」
「寒いんですけど」
「はい?」
「いえ」
「で、今、エアコンを揃えるのに時間がかかってまして、もうしばらくお時間をいただきます」
「寒いの」
「はい?」
「あのね、家、寒いの」
「次回は、商品を工事に行く会社から連絡がいきますので、よろしくお願いします」
「、、、、、、、、、、、、」
数日後、その会社から連絡が入った。
「勝村さまですか?」
「さむです」
「はい?」
「いえ」
「あの、品物が届くのに時間がかかっていまして、16日の日曜日に工事にうかがいます」
「、、、、、、、、、、、」
そう、温かくなったと言われている今日この頃、いかがお過ごしですか?
我が家はいまだに、地下から吹き付ける暖流をそのまま外に流す作業をつづけています。
寒いです。
毎日。
のぼる君が大人気です。
それは、彼の体温が高いからです。
まさか、のぼる君も人間が「暖」をとるために近づいているとは思いもしていないでしょう。
そして、今日、10日は、ホモだちくんが「コリオレイナス」で文化庁なんとか新人賞をとったので、みんなでお祝いをします。
場所は本人が仕切っています、、、、、、、、
プレゼントはあちきが仕切っています、、、、、、、
どんなことになるやら、、、、、、
そんな訳で、今週もがんばって生きて、、、、、凍死していなければね。
今週もがんばって生きていきまっしょい!
何だか、日々いろいろな事がおこります。
気温も少しづつ上がってまいりまして、花粉がたくさん飛んでいて、まいってしまっていまして、、、、
だんだん「春」を季節の中で嫌う人々が増えてきてるんじゃないかと心配しております。
本来であれば、冬の寒さに耐え忍び、ようやく生命が、細胞が、本来の調子を取り戻す、喜びに満ちあふれた季節のはずなのに、、、、
白黒テレビのような配色の季節から、一気にカラーテレビのような鮮やかな季節に変わっていく、人類が(でかいな話が)待ち望んだ、待望の(同じだよ)季節の到来だとゆーのに!
最近では、花粉症も人間の仕業だということがわかってきてしまい、花粉症野郎どもが、本気で集団訴訟を起こせば、国に勝ててしまい、損害賠償をしてくれるという話にまでなっています。
しかし、花粉症産業も兆の桁まで達している昨今、いかがおすごしですか?(話が面倒くさくなって来たからやめる)
なんだかんだ言っても、先週もう一回書くって書いといて、書かなかったのを誤摩化そうと無理に話題を遠ざけているとしか思えない!(自分でゆうな)
そんなことはどーでもいいんです!(お前が言ってるんだよ)
エアコンが壊れたままなんです!
なんだかんだ、すでに2月の後半からだから(長いな)2週間以上過ぎているのだ!
ざまみろ!
寒いんだよ!このやろ!
たまらないんだよ!夜が!
我が家のリビングはたいした広さじゃありませんが、二基(いいのかな?単位?)の天井はめ込み型のエアコンがついています。別に一基でもかまわなかったんですが、プランナーの言う通りにしたまでのことです。
10年も前の事です。
10年の間に随分、本当にアッとゆーまに、建築事情が変わってきました。
一番の理由が、やはりテレビのせいでしょう。
「ビフオーアンドアフター」が原因だと思われます。
だって、素晴らしい番組でしょ。
デザイナーによって、家だってこんなに素敵になるんだ!と日本国民(でかいな、今日は)がすべて驚いたことでしょう。
番組の構成作家のトップを見れば、伊藤正宏と書いてある。
そう、伊藤ちゃんとは、あちきが第三舞台にいた時の先輩である。
いまや、大先生である。
すごいもんである。
ドラマの脚本でも、戸田山雅司、中谷まゆみ、などと目にしている方も多いんじゃないかと思うが、皆、第三舞台の仲間である。
余談だが、、、、、
で、家にもどりましょう。
いらないのよ!二基も!
そんなに広くないんだから!
でも、なんとなく、二基あったほうが、「優雅」ってゆーの?
「さっきはこっちつけたから、今度は君の番だね。」
「ようし!今日はすずしいから、二人で力をあわせて、この部屋を温かくしておくれ!」なんて話しかけながら(おかしいだろ、人として)リモコンのスイッチを入れたもんでした。
しかし、寒い寒い2月の後半に、我が家のエア子とエア美の(名前じゃねーだろーな?ん?)調子が、、、、、、、
うんとも、すんとも言わないのよ。
最初は、リモコンのリモ子のバッテリーが切れているんだと思い、リモ美で試した。(おい、待てよ。リモ子?リモ美?ちょっとおもしろかったからって、うそはやめろ)
こっちも、うんともすんとも言わないのよ。
あれ?なんだよ!二つともだめじゃん!
ったく!役立たねーなぁー!
なんの為に二基もあんだよ!
一基だめなら、もう一基だろ!
そのためのダブルエアコンじゃねーのかよ!
ったく!度し難いよ!
近所の電気屋さんに電話した。
「あのぁ、もしかして、すぐに直るかもしれません。もしかして、すぐに直らないかもしれません。どちらの場合でも、出張料の3千円はいただくことになっていますが、いかがでしょうか?」
「いかがもなにもねーだろ!はよこい!ちゅーの!」と叫びかかったが、
「わかりました。お願いします」と答えた。
仕方ないから、まず、リビングの掃除から始める(これがめんどくさいんだよ!)
やっとけ!リビングの掃除くらい毎日!
電気屋さん登場!
最初に何をするのかと思ったが、電気を切って入れるという、明快で単純な作業だった。
「これで、直る場合も結構あるんですよ」
なんだか恥ずかしかった。
こん時だけ、直んなくてよかったなと思った。
「多分、原因は室外機だと思います。部品を取り寄せて、すぐに交換いたしますので、一度会社に戻って連絡させていただきます。修理費用は、まぁたぶん、10万円くらいではないかと」
めまいがした、、、、
「わ、わかりました、、、」
涙ぐみながら、小さな声で答えた、、、、、
「では、出張料金3千円いただきます」
死者にむち打つとはこの事である。
「おちゅかれちゃめでちぱ、、、、ありがとちゃめでぴか、、、」
むち打たれ過ぎて、呂律もままならない。
電気屋さんが帰った後、叫んだ!
「くんのぉ!ばかたれども!なにやってんだよ!二基もあるくせに!二基もあるから10万もとられんだぞ!おまいたちが払え!10万だから折半しろ!一基、5万だ!5万づつ払え!」と二基のエアコンに向かって理不尽に叫ぶ大人げないおじちゃんであった。
さんざんお世話になったくせに、、、、
電気屋さんに温かいお茶を出そうと準備していたが、10万の驚きから、お茶を出すのも忘れる弱気なサザ~エさん。
状態であった。
買ったほうが安いんじゃねーか?と何度も自問したが、ネックは天井はめ込み型である。
通常のエアコンとは違うのだ。
腹を括った。(しっかりしろ!)
夕方、電気屋さんから連絡があった。
「ちょっと、部品をメーカーで探してもらってるんですが、見つからないので、もうしばらく待っていただけますか?」
「え、えぇ~!」(マスオさん風でお願いします)(いらないよ)
どーすんだよ!まだまだ冬真っ盛りだぞ!暖房は?
こんな時、現代人は弱いのである。
が、しかし、あちきは現代人の前に、演劇人である。(つまんない)
元々、エアコンを信用していないという、(信用ってなんだよ)のが一つ。
人形は顔が命。演劇人は声が命。(調子に乗るなっちゅーの)
エアコンは空気を動かします。
室内には、知らず知らずホコリ、ダニなどの死骸、所謂、ホームダストがたまっています。
エアコンはそいつらを、舞い上がらせ、鼻の奥、喉の奥を痛めます。
もちろん。普段はそんな事な~んとも思っていないのですが、舞台中は人が変わります。
ただでさえ気が弱いのに、さらに弱くなっています。
そんなん吸ってしもたら、声がかれるやん!(何処の人?)
状態に陥っています。
だから、あちきの部屋には、エアコンの他に、オイルヒーターがデーンと立ちはだかっています。(なにによ?)
そして、あちきはエアコンの温かい空気が頼りないと思った時(あるでしょ?)のために、あちきの部屋だけに、ガスファンヒーターもボーンと打ちひしがれています。(わかんないよ)
これは、舞台の時に風呂上がりの身体が冷えて風邪でも引いてしまったら、声に影響してしまうという「恐怖心」の現れなのです。
もちろん、加湿器も除湿器も完備されています。
それよりも、なんなんだよ!おまいの部屋は?と思われるかも知れませんが、全く真逆の事をしてしまったりも平気でしています。
そう、僕らは、ある種「病気」なのです。
「不安」を楽しむ職業であるにもかかわらず、常に「不安」に押しつぶされそうになってしまっているのです。
その「不安」を少しでも和らげるために、人から見れば、「病的」な事を普通にやってしまっているのです。
そんな説明はどーでもいいんですが、おかげで、地下からガスファンヒーターがボンボン燃え盛り、重い重い、オイルヒーターを2階まで運び、我が家のリビングは無事あったまんねーんだよ!
弱くて!
ガスファンヒーターは偉大です。
地下から温かい空気が二階まで勢いよく流れてきます。
しかし、温かい空気は、上に溜まります。理科の授業で習いましたね。
そう、リビングの二階の上、天井近くは温かいの。
が、しかし、我が家のリビングの致命的欠陥が!
天井を高く、リビングの雰囲気をよくしようと、軽い吹き抜けのような、そう、吹き抜けの、「よ・う・な」造りになっているのよ。
その、中途半端な狭い吹き抜けに、がんばってるガスファンヒーターのがんばりが!あっつい空気が!
すべて飲み込まれてしまうのです。
天井だけが熱いのです。
肝心の、リビング下部が寒いのです。
そう、そこでがんばっているのが、オイルヒーターです。
オイルヒーターも素晴らしい。
じわじわ本当に身体を暖めてくれます。
地下で寝ている時など、真冬でも毛布だけでもだいじょび!なんて思ってしまうくらい、静かに、優しく、部屋を暖めてくれます。
が、問題は、中途半端な吹き抜けなのです!
力強いガスファンヒーターなのです!
力強いガスファンヒーターの作り出す、芸術的な暖流が、地下から勢いよくやってきます。
冷たい空気と混ざり合いながら、二階にやってきます。
ここが海なら最高の漁場になるでしょう!マグロなんかも大間にも負けないくらいのが、我が家で獲れるはずです。
問題はその流れです。
勢いよく流れてきた、暖流が、オイルヒーターの静かで、優しい、暖流を飲み込み、熱を奪い取り、ちっぽけな、吹き抜けらしき、我が家のブラックホールへと、運んでしまうのです。
すべての暖気が、ちっぽけな吹き抜けらしきものに集中してしまいます。
で、どーなるかというと、ちっぽけな、吹き抜けらしき場所は、リビングを「より」明るくするために、小さな窓がついております。
午後など、この小さな窓から夕日が差し込み、しあわせな気持ちにしてくれます。
夜は夜で、月が見えたり、小さいながら、かなりあちきに「貢献」してくれています。
その貢献君が、暖められ、育んでくれた、優しい暖かさと、地下から勢いよく運んでこられた暖流の力を合わせた「熱」を、唯一の我が家の「熱」を、宮大工の如く、見事に丁寧に「外」にはこんでくれています。
我が家の暖められた空気は、吹き抜けらしき場所の小さな素敵な窓君が、全て、冷ましてくださり、外に誘ってしまうのです。
寒い、、、、、、、、、
もう、2週間寒いっぱなし、、、、、、、
リビングには毛布が義務づけられています。
自然と食事も、ガスコンロを使った料理が増えています。
食べるよりも「暖」をとるためです。
床に穴を開けて糸をたらせば、ワカサギが釣れるんじゃないかと思うこともあります。
娘がソファーで寝むってしまいそうな時は、激しくピンタをしながら、「眠るな!寝ると死ぬぞ!」と声をかけてあげるのが、父親の仕事です。
数日前、久しぶりに電気屋さんから連絡がありました。
「あ、すみません。お宅のエアコンなんですが、10年前の機種でして、メーカーが既に生産を中止しておりまして、部品がないそうです。普通は、10年くらい前なら、部品くらいは残しておくものなんですが、ないんですって。めずらしいケースです。」
「もー、そんな事、どーでもいいんです。寒くて寒くて、なんとかしてもらえませんか?」
「あ、それでですね、メーカーに交渉しまして、責任問題になるって言ったんですよ。普通は10年くらいなら、ちゃんと部品の管理くらいしなければならないと」
「、、、、、で、、、、、、」
「新品のエアコンを、無料で、納品させることになりました。メーカーから直接連絡が入ることになりますので、よろしくお願いします」
「は、はぁ、さむがとうございます、、、」
数日後、メーカーから連絡があった。
「あ、エアコンの事で、連絡しました。」
「寒いんですけど」
「はい?」
「いえ」
「で、今、エアコンを揃えるのに時間がかかってまして、もうしばらくお時間をいただきます」
「寒いの」
「はい?」
「あのね、家、寒いの」
「次回は、商品を工事に行く会社から連絡がいきますので、よろしくお願いします」
「、、、、、、、、、、、、」
数日後、その会社から連絡が入った。
「勝村さまですか?」
「さむです」
「はい?」
「いえ」
「あの、品物が届くのに時間がかかっていまして、16日の日曜日に工事にうかがいます」
「、、、、、、、、、、、」
そう、温かくなったと言われている今日この頃、いかがお過ごしですか?
我が家はいまだに、地下から吹き付ける暖流をそのまま外に流す作業をつづけています。
寒いです。
毎日。
のぼる君が大人気です。
それは、彼の体温が高いからです。
まさか、のぼる君も人間が「暖」をとるために近づいているとは思いもしていないでしょう。
そして、今日、10日は、ホモだちくんが「コリオレイナス」で文化庁なんとか新人賞をとったので、みんなでお祝いをします。
場所は本人が仕切っています、、、、、、、、
プレゼントはあちきが仕切っています、、、、、、、
どんなことになるやら、、、、、、
そんな訳で、今週もがんばって生きて、、、、、凍死していなければね。
今週もがんばって生きていきまっしょい!